奇しくも日本で仮想通貨を有名にしたのは、流出事件があったことでしょう。
この流出事件のせいで仮想通貨は危険なものと考える人も多いのですが、実は狙われたのは仮想通貨そのものではありません。
仮想通貨そのものは鉄壁の安全性を誇りますが、そうでない部分のセキュリティ対策を考えなくてはいけないのです。
仮想通貨に投資をするのなら、最低限は行うべきセキュリティ対策が2つあります。
1つは仮想通貨の取引所が、しっかりとセキュリティ対策をしているのかという点です。
もう1つは自分自身が使うパソコンや、スマートフォンといった端末への注意となります。
ではそれぞれに理由を確認していきましょう。
人気のある取引所では、仮想通貨を盗んでやろうと考える人がハッキングをしかけてきます。
このハッキングによって流出したのが、最初に述べた事件なのです。
そのためセキュリティ対策をしっかりとした、取引所を選ぶことも重要なポイントになります。
顧客の資産は100％コールドウォレットに保管する、といったような取引所は安全性が高いと言えるでしょう。
ただ1つ注意したいのは安全性が高い取引所は、自身が保有する仮想通貨を引き出しにくいというデメリットもあります。
これはトレードできない関係なので、ある程度の不便は許容しなくてはいけません。
自分自身の端末のセキュリティも対策をきちんとしてください。
最も確実なのは、ウィルス対策ソフトやセキュリティ対策ソフトを端末にインストールしておくことです。
インストールすれば、100％大丈夫なわけではありません。
ですがかなりリスクを減らすことが可能です。
また大事なこととしては、迂闊な行動はしないという点をあげておきます。
届いたメールに記載されているアドレスに、安易にアクセスしてしまわないのは基本です。
他にも心当たりのないメールの添付ファイルは開かないというのも、徹底しておくといいでしょう。
またアカウントの情報やパスワードは、きちんと管理をしてください。
面倒かもしれませんが、二段階認証は確実に有効にすべきです。
二段階認証をしていれば、万が一の時でも資産を保証してくれるサービスもあるためです。
また個人情報の記入をする時は、必ずSSLがついているかを確認してください。
これはブラウザのURL欄が緑になっているかどうかで確認できます。
仮想通貨で投資をするのなら、最低限行いたいセキュリティ対策についてのまとめでした。
セキュリティ対策としては、取引所と自身の端末の2つに適用しなくてはいけません。
特に最近では自身の端末から情報が抜き取られるケースが多いので、セキュリティ対策ソフトは最低限インストールしてください。
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